僕は大学1年生の時(浪人したので20歳の時)に、それまで約10年間共にしてきた右打席を捨てて、左バッターに転向した。
この記事では、長く右バッターとして生きてきた人で、左バッターへ転向することに向いている人はどういう人かについてまとめる。
ある程度足が速い人
まず、これは言わずもがなだが、足が速い人。よく、左打席は1塁ベースに近いので有利だと言われるが、その通りだ。
僕は、左バッターに転向して、大学野球で1シーズンで打ったヒットのうち、半数が内野安打だったということがある。普通ならヒットにはならないボテボテの内野ゴロが、内野安打になる可能性が増えるのだから本当にお得だ。
内野安打になる可能性が高まるのは、左打席が1塁ベースに近いというだけではない。左バッターはスイングした時の体の回転の方向と、走り出す方向が同じなので、打った後の加速が違う。
また、足が速い人、といっても僕は50m走だと6.4秒程度だったので、飛び抜けて速いというわけでもなった。ある程度の足があれば左バッター転向は十分に武器になるのだ。
打力に自信がない人
次に、打力に「自信がない人」が挙げられると思う。もし、あなたが右バッターで打力にある程度自信がある(少なくともチームでレギュラーになれる程度の)のであれば、リスクを冒して左バッターに転向する必要はないだろう。
左バッターへの転向が成功するとはもちろん限らない。でも、元々大してバッティングに自信がないのであれば、失うものはなにもないはずだ。僕も打力にあまり自信がなかったので、大学生になってからそのままではレギュラーの獲得は怪しいと思っていた。だからこそ開き直って右打席を捨てられたという背景もある。
バッティングにクセがある人
もう一つ、打力に自信がない人に関連するが、バッティングになかなか治らないクセがある人にも、左バッターへの転向はオススメだ。
例えば僕の場合、右バッターの時は、スイングしたときに右肩が下がってしまうというクセがあり、なかなか治すことができなかった。しかし、左バッターに転向するということは、良くも悪くもまたゼロからバッティングフォームを形成することができる。
野球歴が長くなればなるほど、良いバッティングフォームの知識は溜まっているはずだ。その知識を総動員して自分に合った合理的なバッティングフォームを作っていこう。
まとめ
左バッター転向に向いている人の条件
・ある程度足が速い人
・打力に自信がない人
・バッティングにクセがある人