左バッターに転向して打率3割を超える方法

20歳で左バッターに転向して成功した経験から、その戦略やコツ、練習方法やバッティングフォームについてまとめました。

野球がずば抜けて上手くない人がレギュラーを勝ち取るための3つの考え方

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今回の記事では、野球がずば抜けて上手いわけではない人が、チーム内でレギュラーを勝ち取っていくための方法について、僕自身の脇役の野球人生からお伝えしたいと思う。

脇役の野球人生

まず、僕自身の野球人生についてお話ししたい。小学4年生から野球を始め、中学校では軟式野球部、高校では公立進学高校の硬式野球部、そして大学でも体育会の硬式野球部に所属していた。そして、すべてのチームでレギュラーを勝ちとってきた

元々スポーツは得意な方で、足も速い方だったが、野球自体はずば抜けて上手い方ではなく、高校生以降は打順もクリーンナップを華々しく務めたこともなければ、チームの要として投手を務めたこともない。中学生の頃は、3番サードを打ったこともあったが、それは小学校からの野球経験者が少なかったため、形式上、という感じだった。高校生の時は6番センター、大学生になってからは9番ライト。レギュラーとはいえ、チームの脇役代表な位置をキープしていたのだ。

そんな脇役野球人生から、レギュラーを務めるために、重要だと考えていた3つの考え方をお伝えしたい。

1.チームの穴を見つける

僕は中学生の頃サードを守っていた。高校生になってからもしばらくそのまま内野手として練習していたのだが、進学校とはいえ意外とレベルが高いことに気づいた。守備が特別上手いわけではなく、どちらかというと下手だった。内野手で守備が下手というのは致命的だった。レギュラーになれるわけもなく、1年生のうちは悶々とした日々を過ごしていた。

しかし、その中で2つのことに気づいた。1つめは、自分はチームの中でわりと足が速かったということ。2つめは、3年生が引退して新チームになる際に、外野手の選手層が薄くなったということだ。

そこで、「このまま成り行きで練習してもレギュラーになれる確率は低い。」と考えて、外野手への転向を監督に直訴した。その時は「好きにしろ」と一蹴されましたが、そこから開き直って外野を走り回ってがむしゃらに練習した。そのうちに、自分は比較的肩が強いということもわかってきたので、送球でも思い切り投げまくってアピールした。

また、直接野球には関係ないが、学校行事の体育祭で、400mの選手として優勝した。それを見た監督から、「お前、足速いんだな」とぼそっと言われた記憶がある。その結果、高校1年生のうちに、センターとしてレギュラーに定着することができた。チームの「穴」というと、当時の外野手には失礼だが、チームに足りないところを見つけて、そこに率先して手を挙げるというのは、戦略的に考えて、レギュラーを目指す上で非常に大切なことだと考えている。

2.得意を伸ばす

これは1点目とも関連するが、自分が得意なことで生き残ったほうが良いといこと。僕は器用なプレーができるわけでもなかっtし、鋭い判断力があったわけでもなかった。野球の細かいプレーについても、さほど詳しい方ではなかったのだ。

しかし、高校生の頃は、自分の足と肩の身体能力を活かし、レギュラーをつかみとることができた。大学では、その足をより活かすために、左打者に転向した。浪人して大学生になったので、当時はすでに20歳。ふつうに考えて左打者に転向するのは遅すぎであり。

しかし、他の記事にも書いた通り、遅い時期に左打者に転向することにもメリットがあり、大学2年生の頃にはレギュラーに定着し、ついには1部リーグでベストナイン賞をとることができた。

逆に、器用なプレーが得意な人は、それを伸ばしていくことでレギュラーに近づくことができると思う。複雑なサインプレーに挑戦したり、ふつうの盗塁だけでなく、ディレードスチールなど、トリッキーな技を身につけていけば、チームには欠かせない選手になることができると思う。実際にそうやってレギュラーを獲得している選手も自分のまわりにはいた。

3.守備こそ力を入れる

最後に、レギュラーをとるためには、絶対に一定レベル以上の守備力が必要だ。「得意なことを伸ばすべき」と書いたが、いくら打撃が素晴らしくても、守備がてんで使いものにならなければ、残念ながらレギュラーにはなれない。もちろん代打の切り札として活躍する道もあるので、そういう生き残り方も素晴らしいと思う。ただ、レギュラーをとって活躍することを目的とする上では、守備の練習には力を入れるべきだと思うのだ。

例えファーストであってもライトであっても、肝心な時にエラーをされてはチームの流れを大きく変えてしまう。監督は、守備の安定している選手をレギュラーに据えたくなるものだ。打撃が得意なのであれば、ずば抜けて守備が上手くなる必要はないかもしれないが、一定レベルに達するように、自主練でとにかく守備練習はコンスタントに続けていくべきだ。

以上、野球がずば抜けて上手くない人がレギュラーを勝ち取るための3つの考え方をご紹介した。